何かが全自動じゃなくなった日。その1
当ブログ2回目の記事にして、しょーもないくだらない記事を書いてしまいました。
お忙しい方は読まなくて大丈夫です。
何のためにもなりませんから。
どうぞお暇な方は、コメントに足跡でも残していってください。
いらないと思いますが、
もくじです
第一章~発見
それはある日、我が家の息子があるものを発見したところから始まった。
『パパ、これなに?!』
私が取り込んだ洗濯物を畳んでいる最中のことでした。
『うーん、なんだろう。』
とりあえず、壊れた金具が飛び出していて危なそうなので預かることにした。
第一発見者の証言
さて、これは何の部品だろう。
「全自動」と書いてある。
何かのレバーのようだが、明らかに壊れている。
しかし、まったく見覚えがない。
よし、先ずは第一発見者の息子(4歳)に聞いてみよう。
発見した場所
無邪気に遊んでいる息子を呼び聞いてみる。
『これ、どこにあったの?』
と聞く私。
『ここ』
と答える息子。
指を指した場所は私の目の前だった。
畳む前の洗濯物の山の脇に落ちていたらしい。
第二章~推測
これはいったい何なんだろうか。
息子がどこからか拾って持ってきた訳では無さそうだ。
やっぱり、一番怪しいのは洗濯機だ。
洗濯を回している間にレバーが壊れて取れて、洗濯物に絡まって干され、畳もうと取り込んだ時に床に落ちた。
でも、洗濯機にこんなレバー付いていたかなー。
謎は深まるばかり。
何かが全自動じゃなくなった
洗濯機じゃないとすればいったい何なのか。
このレバーが壊れてここにあるということは、今この瞬間に何かが全自動じゃなくなったということだ。
もはや、何かがわからないけど、全自動だったものが、今日突然全自動じゃなくなった。
それは、困る。
何かわからないけど、多分困る。
何かの家電かと推測
もう一度、よーく見てみる。
金具が付いてる。
しかもネジ切れて切断されているようにも見える。
やっぱり、電子機器類だよなー。
ふと、周りを見回してみる。
怪しむべきは、我が家の家電達。
テレビを怪しんでみる。
テレビが全自動?
さして大きくもないそのテレビは、私が大学を卒業し、今の会社に就職して間もなく買ったものだ。
もうこのテレビには10年近くはお世話になっている。
このテレビに全自動機能が付いていたとすれば、
ソファーに座れば自動で電源が付く。
見たいと思っていた番組に自動でチャンネルを合わせてくれる。
私がソファーで横になると、テレビも合わせて傾いてくれる。
眠たいなーと思ったら、電源消してくれて、自動で布団ひいてくれて、寝かしつけには子守唄を。
静かな歌声にうっとりした私が深い眠りにつけば、朝はうって変わってすすり起こされる。
朝のニュースを叩き込まれ、目覚ましテレビのじゃんけんは強制参加。
まるでスパルタなテレビ。全自動。
いや、違うだろう。
絶対違う。
最新のテレビがどこまで進化しているかは知らないが、少なくとも10年も前のテレビにこんな機能が付いているわけがないじゃないか。
どうした、おれ。
冷蔵庫を怪しんでみる。
冷蔵庫が全自動?
少し大きめなものをと、この冷蔵庫を買ってくれたのは、私の母だった。
私達が結婚し、独身寮から引っ越して家電や家具を見て回っていた頃、母がお祝いと餞別にと買ってもらった冷蔵庫。
もう6年近くも前のモデルだ。
この冷蔵庫に全自動機能が付いていたとすれば、
会社から疲れて帰ってきた私を出迎え、自動で扉が開き、そこにはキンキンに冷えたビール。
これは、たまらないね。
さらに気が利く冷蔵庫ちゃんはビールを注ぐためのコップまで冷やしておいてくれるとは。
かくなる上は、自らスーパーへ出向き、今晩の食材を格納。
レジで支払いを済まして速やかに帰宅。
手際よく玉ねぎをみじん切りにし、にんじん、じゃがいもを一口大に。
油をひいた鍋に、豚肉の細切れを炒めて、ある程度火が通ったら、先ほど切った野菜を投入。
数分ほど炒めて火が通ったら、500ml程の水を入れて、煮たったら一度火を止めてカレールウの素を入れる。
カレールウは「こくまろ」。
今晩はカレーライスだ!
スーパーに買い出しに出かけ、今晩のカレーライスまで作ってくれる冷蔵庫ちゃん。
全自動過ぎる。
少し疲れているのかもしれない、おれ。
しかも、冷蔵庫に「ちゃん」付けまでし始めた。
やっぱり、あ・な・たですよね
スパルタなテレビさん、家政婦のような冷蔵庫ちゃん。
テレビでも冷蔵庫でもないなら、やっぱりあなたしかいません。
洗濯機くん。
犯人はあなただ!
と、ここまで書いて本当に疲れてしまったので、続きは次回です。
本当に犯人は洗濯機なのか。
次回、第三章へつづく。たぶん。